トップウェブカンパニーの三浦です。今回はグーグルアドワーズなどリスティング広告に関する話題です。
行政書士さんからコンサルティングの相談をいただきました。
その方は行政書士業務を行っておられ地方都市の一部で業務を展開しておられます。グーグルアドワーズのテレアポに引っ掛かり試しにやってみたが上手くいかなかったので何故なのか理由を教えてほしいとのことでした。
アドワーズアカウントの中身を見てみると以下の通りです。
- 地方都市で業務を行っているにも関わらず、ターゲット地域が東京、愛知など無関係の大都市。
- 行政書士なのに司法書士のキーワードも登録されている。
- 「開業」「代行」など述語だけのキーワードの組み合わせになっている。
お客さんいわくグーグルが設定してくれた内容なので正しいです!とおっしゃっていました。
アクセスを集めるという目的に対しては正しい設定かもしれませんが、ローカルビジネスの仕事を取るという目的にはまったく不正解な内容となっています。
東京や愛知にはたくさんの行政書士がいるためわざわざ他の地方の行政書士に仕事を依頼するなどありえない。
そもそもグーグル担当者は行政書士と司法書士の違いすらわかっていない。
開業や代行などのキーワードは検索ボリュームの大きいキーワードですが、主語の介護施設などがなければレストラン開業代行などにも引っ掛かってしまい広告品質が思いっきり下がってしまう。
以上の理由により広告費4万円を無駄に使われていたようです。
対策
もし継続してリスティング広告を続けるのであれば以下の設定に修正してくださいとお願いいたしました。
- 地域を自社の対応エリアのみに設定する。
- 自分が一番取りたいと思う業務のみに絞り、他のグループは一旦停止にする。
- 3日おきにキーワードの「検索語句」を調べキーワードに登録する物と除外キーワードに登録する物に分ける。
この3つをしっかり行えば多少なりとも成果が出るのではないかと思います。大きな成果を求めるあまり欲の罠に嵌らぬよう進言して無料相談を終了いたしました。
気をつけよう暗い夜道と電話営業
ひところに比べ極端にSEOなどのテレアポは減りましたが、このような形でお金をむしり取られるテレアポがあります。合法的なオレオレ詐欺と呼んでも不思議ではありません。
持つ者は与えられ更に豊かになり、持たざる者は持ってる物すら奪われる。
資金にゆとりのある会社がテレアポを使い、知識を持っていない人のなけなしの金すら奪っていく図式です。